ブライダルフェアに参加した当日に契約する「当日成約」はしてもいいの?
ブライダルフェアの当日成約はトラブルのもとなので、あまりおすすめしません。
ブライダルフェアに参加すると、いくつかの式場で
「今日契約すると最大○○万円安くなります。当日限り有効です。」
と当日限定割引をアピールして、当日成約を迫ってくるところがあります。
でも、ちょっと待ってください!
当日成約にはたくさんのトラブルが潜んでいます。
今日はブライダルフェアの当日成約について、当日の流れを説明しながら、なぜ当日成約が危ないのかを説明していきます。
当日成約する場合の流れ
- 契約書や見積りの説明
- 内金の支払い
- 今後のスケジュールの説明
1.契約書や見積りの説明
いざ成約となると、式場側と正式に契約を結ぶことになります。
担当のプランナーが契約書や見積りについて事細かに説明していきます。
その中でキャンセルした場合の対応についてなども伝えられます。
しかし、契約規定やそれに関する文章はたくさんあります。
契約に関する全てのことについてプランナーが説明することはありません。
「この部分はお客様の方でご確認お願いします。」
と言われ、自己責任で確認が求められる場合があります。
2.内金の支払い
契約書の説明が済んだら、内金を支払わなければなりません。
内金は結婚式費用の総額の一部を前払いするものです。
金額としては数万円から数十万円になります。
3.今後のスケジュールの説明
内金を支払ったら、今後のスケジュールなどについて説明がなされて終了です。
契約などの手続きだけでも30分~1時間はかかると思っておきましょう。
当日成約で起こるトラブル
ここからブライダルフェアの当日成約をしてしまった場合に起こり得るトラブルの例について紹介していきます。
1.キャンセル時のトラブル
当日成約した場合、一番考えられるのは当日の勢いで決めてしまったことを後悔し、
よく考えたらやっぱり他の式場にすればよかった・・・キャンセルしたい。
となってしまうことです。
キャンセル自体は可能です。
しかし、キャンセルしたことで以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 内金は返ってこない
- キャンセル料が発生する場合も
内金は返ってこない
まず、契約時に支払った内金は返金されません。
例えば、当日成約してしまったけど、翌日に考え直してキャンセルしたとします。
しかし、契約の翌日であってもすでに契約を結んでしまっているので内金が返金されることはまずありません。
仮に当日の午前中に契約し、午後にやっぱりキャンセルしたいとなってもおそらく内金は返金されません。
キャンセル料が発生する場合も
場合によってはキャンセル料が発生してしまうことも・・・。
キャンセル料の場合、それだけで数十万円かかってしまう可能性があります。
キャンセル料については式場ごとに規定があります。
最初の契約をするときに契約書に記載があり、細かい字で書かれていたり、説明が一部省略されることもあります。
キャンセル規定についてはしっかり確認しておきましょう。
特に挙式日から半年を切っている段階で契約をする場合、契約した初日からキャンセル料が発生してしまうこともあるので注意しましょう。
2.見積りから費用は下がらない
当日成約に限った話ではありませんが、一度契約をしてしまうと、見積り金額で了承したことになります。
契約以降どれだけ値段交渉をしても費用を安くすることはできません。
費用を安くすることはできませんが、打ち合わせを重ねるごとに値段はどんどんと上がっていきます。
最初に見積りをよく確認しておけばよかった。
と後悔しても後の祭りです。
3.担当プランナーの変更
ブライダルフェアのときに担当してくれたプランナーが、打ち合わせでは別の人になっていることはよくあります。
結婚式の準備を進める中で、担当プランナーとの相性はとても重要です。
式場によっては、営業専門のプランナーと結婚式準備を進めるプランナーが別れている式場もあります。
「あのプランナーさんだったから契約したのに・・・」
とならないように、担当プランナーの変更があるのかどうかしっかりと確認しておきましょう。
なぜ当日成約でトラブルが起きるのか?
当日成約はトラブルが起きやすいのにも関わらず、なぜ当日成約をしてしまうのか?
それには『式場側のしつこい勧誘』に原因があります。
中には、
契約をするまで返してもらえず、2時間予定だったブライダルフェアが4時間になり、結局契約してしまった
という人も。
長時間になると、慣れない式場見学で緊張した状態で話を聞いていることもあり疲れが溜まってきます。
疲れのせいで、判断力が低下し、「この結婚式場でもいいかも」と思い、契約後によくよく考えると後悔することになってしまうのです。
また、疲れで判断力が低くなっているせいで、見落としができたり、契約時にも聞き漏らしがあったりして、トラブルのもとになるのです。
「絶対にここがいい」と思えるならアリ
ブライダルフェアでの当日成約は基本的におすすめしていませんが、
「絶対にここがいい!」
と思える式場なら当日成約もありです。
その式場への思い入れが強ければ、契約後になって後悔することは少なくなります。
また、最初からお気に入りの会場で当日成約しそうなときは、上手く「値段交渉」できる可能性もあります。
値段交渉の方法については別の記事で解説していますのでそちらをご覧ください↓↓
当日成約よりもっと安くなる可能性も
当日成約しなかったら割引が適用されなくなるんじゃないの?
当日限定割引は意外と当日以外も適用してもらえることがあります。
また、見積りをしっかりと確認すればもっと安くなる可能性があります。
当日限定割引が使えなくなるのではないかと心配する人もいるかもしれません。
しかし、式場側も契約してくれそうなお客さんをみすみす逃したくありません。
そのため、割引は当日でなくても適用してくれる可能性があります。
また、ブライダルフェアでもらった見積りは、当日の限られた時間だけではしっかりと確認することができません。
家に持ち帰った後に、ほかの式場と比較したり、いらない部分を削ったりして吟味してみましょう。
最初の見積りは、大まかな部分も多く、その後に大幅に費用が上がる可能性があります。
一度ゆっくりと確認すると、正確な見積もりにすることができます。
場合によっては、より値段が下がることもあります。
相談カウンターなどで第三者のプロの目線から確認してもらうのもおすすめです。
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